名カラーフィルム、製造中止へ

【ニューヨーク22日時事】米写真関連大手イーストマン・コダックは22日、プロカメラマンを中心に愛されてきたカラーフィルム「コダクローム」の製造を年内に打ち切ると発表した。世界初の市販カラーフィルムとして1935年に発売され、根強い人気を誇ってきたが、デジタル化の波には勝てず、長い歴史に幕を下ろす。日本では既に販売が中止されている。

名カラーフィルム、製造中止へ=デジタル化に勝てず−米コダック

今から15年程前に、本町の富士フィルムでデジタル画像処理の講習会に仕事の関係上、参加したことがありました。写真の加工処理はこうやってするんですよ的な初心者向けの勉強会で、フォトショップで電線を消したり、写真を合成したりする触りを体験しただけなのですが、その時に「これからはカメラ業界もデジタル化が進みますが、まだ10年は銀塩フィルムは大丈夫ですから」と言っていたのを思い出しました。
携帯電話の普及もそうでしたが、カメラ業界はここ数年で急速なデジタル化が進んだように思います。銀塩写真で撮っていた頃は、ポジフィルムや白黒フィルムなどメーカー比較をしたりもしていましたので、今回のニュースに寂しさを感じてしまいました。こじつけかも知れませんが、段々こうした「昭和」の灯が消えて行くんですね。