脱獄後( blackra1n )の不具合修正

先日、GeoHot 氏が公表された OS3.1.2 からの脱獄ツールを利用して、めでたく私の iPhone3GS 3.0JB もやっとアップグレードできました。何やら不具合もあったようですが、早々に対策も出来たようですので、覚書に久し振りにメモを残して置くことにしました。
不具合は、「 i-FonBox 」というソフトで起こっていたようです。未だ使ったことは無いのですが、iTunes を使用せずに PC と iPhone を USB ケーブルで接続してファイルのやり取りができるソフト。内容は、この i-FunBox が iPhone3GS OS3.1.2JB を認識しなくなってしまったという事。
それ以前に、この i-FunBox は iTunes を Ver.9 にすることで iPhone を認識しなくなっていたようですが、i-FunBox が Ver.0.9.257.241 になったことで解決されたようです。


i-FunBox(日本語版)

    1. 公式サイトから日本語版をダウンロードして解凍する。
    2. 解凍後、「 ifunBox_jp 」ファイルの中にある“ iFunBox.exe ”を起動。
    3. USB ケーブルで iPhone3GS を PC と繋ぐ。

ここで、blackra1n を使用した OS3.1.2JB の iPhone3GS では、iFonBox でのデバイスの認識が「 未脱獄 」となり、root 領域に入れない状態という問題が出る。
そこで、iPhone3GS 内の“ Services.plist ”というファイルの書き換えが必要となる。「とよしんのブログ」さんのところから Fix ファイルを利用させて頂きました。( ありがとうございました )
Fix ファイルを使用するに当たっては、ファイルをやり取りする為に別のソフトが必要なので、「とよしんのブログ」さんで紹介されている「 WinSCP 」を使います。


WinSCPSSH クライアント)

    1. ファイルをここから、WinSCP 4.2.3 beta の「 Installation Package 」をクリックしてダウンロード。
    2. セットアップファイルでソフトをインストール。
    3. 完了後、デスクトップ上の「 WinSCP 」を起動。
    4. Session の項目は以下のように設定
      • Host name:iPhone3GSIPアドレス( デバイス側の「 設定 」→「 Wi-Fi 」→「 使用中のワイヤレスネットワークの右矢印をタップ」)
      • User name :「root」
      • Password :「alpine」( OpenSSH でパスワード変更のしている場合はそれを入力 )
      • ProtocolのFile protocol :「 SFTP 」
    5. 「 Save 」をクリック。
    6. “ Save session as ”の画面が出るので、そのままで「 Save password ( not recommend ) 」にチェックして「 OK 」。

「 Services.plist 」iPhone3GS に入れる

    1. WinSCP で、iPhone3GS の \System\Library\Lockdown にある“ Services.plist ”を、oldServices.plist などにリネーム( 念のため、PC にもバックアップ )。
    2. 同じ場所に、DL した Fix 済みの “ Services.plist ”を入れて、iPhones3GS を Reboot( 再起動 )して完了。


これで、iFunBox で iPhone3GS が脱獄状態でちゃんと認識される。

  • その他にも Cydia に自動でやってくれる“ sfc2add ”という便利なパッケージもあるようで、「 ipoday 」さんで紹介されている。