御陵院「 香雅 」( 新梅田食堂街 )

一昨日、先日の「 源氏 」に続いて、また旨い蕎麦屋へ行ってきました。新梅田食堂街は結構な頻度で休みの日には近くを通るのですが、こんなお店があるとは知りませんでした。ちょっと判りにくい場所にあり、店内は木製の大きなテーブルに8人座れるだけの小さなお店。
この時期は“ 新そば ”が出ていて、今年の分は甘みが多いそうです。今回は常連のお客さんお薦めの「 鴨汁そば 」と「 山かけそば定食 」を頂きました。

今日は寒かったのですが、この蕎麦の実が入った蕎麦茶の一杯が座って先ずホッとさせてくれました。



鴨のうま味が良く出た濃厚な熱々のつけ汁に、半透明の冷たいお蕎麦を浸けて食べますが、本当に旨い!別にそばつゆでも食べれることもできますが、蕎麦にちょっと岩塩をふってそのまま食べるのもこれまた旨い。今まで蕎麦はあまり食べてきませんでしたが、ここは病み付きになりそうです。



山芋のとろろが乗ったお蕎麦の上に、好みの量でつゆを掛けて頂きます。勿論、こちらも美味しいです。このそば湯がとろっとろで、残ったつゆを割るのですが全て飲み干してしまいました。

病に倒れた奥さんの滋養のためにと打ち始めた蕎麦が開店のきっかけだそうで、口数の少ない笑顔の素敵なご主人が打つ蕎麦と、気さくに話しかけてくれる奥さんの歯に衣着せぬ物言いが面白い、実にバランスの取れた雰囲気の良いお店で、蕎麦の旨さを一層引き立たせてくれます。
そうそう、ここは不定休で11時半からの営業ですが、毎日お蕎麦が無くなり次第終了となってしまうので、時間帯によっては、予め電話で確認をした方が良いと思います。